日本舞踊と手拭い
日本舞踊というとお扇子をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
実はお扇子以外にメジャーな小道具として「手拭い」があります。
手拭いといえば昔のタオル。
タオルを振り回していると思ってしまうと可笑しな感じですが、手拭いをぽーんと肩にかけて颯爽と歩くいなせな踊りなど本当にかっこよくて、手拭いの扱い一つでこんなにも雰囲気が変わるのかと驚いてしまいます。
ただの布、でも侮るなかれ、です。
「侮るなかれ」というのはもう一つ意味がありまして、手拭いってなかなか難しいんです(少なくとも私にとって…)。
手拭いをぽーんと弧を描くようにやるふりなど、手拭いの先まで神経を入れないと、きれいに弧を描いてくれません。
手拭いを新体操のリボンのようにふりふり振るふりとか(説明が難しい…)、リボンのように細くないのでもったりしてしまうのを、いかに綺麗に空中に線を描くのか、これが難しいのです。
もっともっと精進が必要だと思う今日この頃です。
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